りっぱなおとな。

私は他人に厳しい。人の事に興味があるのかないのかわからない。興味のあることにはとことんで、その他がさっぱりなのかもしれない。

人間みんなそんなものだと思うのだけれど、それが私の場合かなり極端だと他人と話していると感じる。

4月になった。立派な大人になりたいと常に考えている。立派な大人が何なのかは未だにわからない。

私は他人に厳しい。でも、自分には甘いような気がする。感情や欲求に素直すぎる。寝たい時には寝るし食べたい物を食べる。ダイエットは未だ出来ない。好きな人にはいつだって会いたいし、嘘は苦手だ。

学生が終わるまで、比較的ちゃらんぽらんとして生きてきた。家族からも友達からも先生からもそういう扱いだった。

でも自分の中でこれだけは踏み外したくないラインが存在する。もしかしたらそれが自分の描く立派な大人像への第一歩なのかもしれない。

2020年4月現在、私のモットーは自分の食い扶持は自分で稼ぐこと、他人に期待をしないこと、自分の幸せは自分で見つけることの三点だ。母親の背中を見て育ったせいなのかもしれないし、そもそもそういう性質だったのかもしれない。幼少期から結婚願望がなく、将来の夢はお嫁さんだなんて考えたこともなかった。結婚したくない、と口にした際に父親に折檻された記憶がある。

正規の職員にならないかと職場で色んな人に口説かれ続けたが、4月現在、未だにフリーターを続けている。バンドは傍目から見たら止まっている。何処にも出してないデモばかり増える。

何がしたいのかわからない。何になりたいかもわからない。

りっぱなおとな、になりたい。